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最近読んでいる本

2016年12月25日
最近、いろんな本を買って読んでいます。
●Aルーミス『やさしい人物画』
 いろんな絵師さんやアニメ私塾などで、絵描きのおすすめ図書として勧められる本です。
 いわゆる『女の子の描き方』や『女の子の服の描き方』みたいな萌え絵の教本から、一気に本格的な美術書っぽい内容の本です。

 自分はアニメ的な絵が描きたかったので、こういう美術書は嫌煙していたのですが、やっぱり人物画を描いていると、どうしても実在感が気になってしまいます。
 アニメーターさんは少ない線でも、立体感と実在感のある人間の体を描きます。
 それは人間の特徴をちゃんと掴んだ絵にしているからです。

 毎日なんとなくでも私たちは人間の体を見ていますから、ちょっとでも違和感があると、やっぱり下手に見えてしまうわけです。
 どこがどう変なのか説明できなくても、やっぱりなんとなく違和感があるのです。
 CGでも人間の顔の表現などをちょっと間違えただけで、非常に不気味に見えてしまうそうです。

 アニメの記号的な表現ではそこまで不気味に見えなくても、やっぱり下手に見えます。
 でも、どこがどう違うのかよくわからなければ、何度でも同じ間違いをします。

 例えば、人間の腕の骨は手首に至るまでちょっとずつずれています。足の骨は垂直に降りていないで、内側に向けて降りています。首も垂直にくっついていないで若干後ろ向きに降りていますし、体全体は緩やかなアーチを描いています。

 人物画を模写することでそうした特徴を知ることはできますが、実際どうなっているかを知らなければ応用ができません。
 いわゆる奇形の体になってしまうわけです。

 いくら感動的な物語でも、キャラクターがちゃんとそこにいることを描けなければ意味がありません。
 そんなわけで、あらためて骨や筋肉など実際の体の仕組みなどを勉強しています。

●富野由悠季『映像の原則』

 これは説明するまでもなく、超有名なアニメ監督富野由悠季監督がアニメの現場で培ってきたノウハウを本にまとめたものです。
 富野由悠季監督といえば、かなりクセのある人物として有名ですが、実は宮崎駿監督に比べてものすごくまじめな方かもしれません。

 宮崎駿監督は天賦のセンスでものすこくおもしろい作品を作ってしまうのに対して、富野監督は理論に裏打ちされたノウハウで作品をつくっているのかもしれません。

 ラノベを書いていたときはアイデアや構成などストーリーづくりに意識が向いてしまい、具体的な演出を意識し始めたのは、恥ずかしい話、同人漫画を描くようになってからです。

 例えば、絵でも正面構図や真横の構図って単調になってしまいますよね。
 巨大さをあらわすなら俯瞰構図を出した方がいいし、小ささを表現するなら俯瞰の方がいい。

 そんなわかりきったものではなくても、どういう順番で何を見せていくかというのは、やっぱり演出によるものです。
 泣いているのを表現するのも、正面からぼろぼろ泣いている方がいいのか、背中を向けて肩をふるわせている方がいいのか。
 引きで見せるのか、アップで見せるのか、何を見せるのか、漫画を描くときなど毎回悩みます。

 まだ本は読み始めですが、そうした初歩的な映像表現の見せ方から演出理論までいろいろと描いてありそうなので、これからが楽しみです。

 と同時に、いくらおもしろい演出がやりたくても、自分の画力がついてこなければ意味がありません。

 先ほども述べたようにあおりや俯瞰で見せたくても、あおりや俯瞰が描けなければ話になりません。

 そんなわけで、絵の勉強もしていきます。

 
お絵かき

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